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ANDRE LURTON
アンドレ・リュルトン

ボルドー名門シャトー
復興への情熱
「アンドレ・リュルトン」

フランスを代表するボルドーワインは、港湾都市ボルドーの主要な交易品として世界に知られる高級ワインの代名詞です。
栽培や醸造、貯蔵の発達によって飛躍したボルドーワインですが、フランス革命の影響やフィロキセラ、ウドンコ病で荒廃したシャトーもありました。リュルトン家は、ガロンヌ川左岸のグラーブ地区で最良とされるペサック・レオニャンにシャトーの多くを所有。
アンドレ・リュルトンは、由緒ある名門シャトーの復興と独立アペラシオンの設立に尽力した功労者でもあり、リュルトン家のワインは世界の愛飲家に親しまれ、愛されています。

ABOUT生産者の特長

飛躍を生んだワイン交易 ボルドーの繁栄

ピレネー山脈を水源とするガロンヌ、ジロンド川の流れるボルドーは、砂利の下層にある粘土質、石灰質の土壌に恵まれ、4世紀にはブルゴーニュと並ぶ銘醸地として知られていました。
12世紀、ボルドーを治めた公国と英国の婚姻関係で英国領となり、交易都市として繁栄。複数の品種をアッサンブラージュした赤ワインは、イギリスやオランダなどへの主要な交易品となり、栽培と醸造、貯蔵の技術が飛躍的に発達しました。
リュルトン家の所有するシャトー・ボネ、クーアン、ラ・ルーヴィエール、クリュゾー、ロッシュモランいずれも16、17世紀に高い評価を受けた歴史のあるシャトーです。19世紀末のフランス革命でブドウ畑や醸造施設が没収されたものの、資金の豊かな商人が買い戻すなどボルドーワインは財力にも恵まれました。 ナポレオン3世の指示でシャトーの格付けが生まれましたが、多くのシャトーはフィロキセラ、ウドンコ病やベト病に見舞われました。

由緒と歴史を受け継ぐアペラシオン

アンドレの祖父レオン・レカペは1897年、300年以上続いた名門のシャトー・ボネを取得。その後も相続問題や所有権の移転、荒廃したブドウ畑やシャトーの再生に取り組みました。修道院由来のシャトーで歴史的建造物のラ・ルーヴィエール、思想家モンテスキューが幼少期を過ごしたロッシュモリンなど由緒のある名門シャトーの復興に情熱を注いだのがリュルトンです。
レカペの孫にあたるアンドレは「シャトーで生まれ、シャトーに住み続ける」情熱の持ち主。果樹の植え替え、土壌の改良、シャトーの改修などに尽力するとともにペサック・レオニャンの地元生産者の代表として独立アペラシオンを実現させました。

ファミリーの情熱 高評価のワイン誌

アンドレ一家と親せきでつくる“リュルトンファミリー”が所有するボルドーのブドウ畑は640ヘクタール。2000年代に入り、密度測定ブドウ選別機、発酵と熟成のためのセラミックの導入など最新技術を取り入れ、名門シャトーにふさわしいボルドーワインを造っています。
クーアンやラ・ルーヴィエールのワインは批評家のロバート・パーカーが「格付けシャトーよりも優れたワインを造っている」と称賛。ワイン誌のジェームズ・サックリング、ワインスペクテイターで90点以上の高評価、ジルベール&ガイヤールの金賞受賞など高い評価を獲得するシャトーです。アンドレは2019年に惜しまれながら他界しましたが、遺志を継いだリュルトン家のシャトーから生まれるワインは世界のワイン愛好家から愛されています。

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