検索

CHAMPAGNE ROGER BARNIER
シャンパーニュ・ロジャー・バルニエ

揺るぎなきシャンパーニュ哲学
先駆けのRMメゾン
世紀超えた古樹 個性のアッサンブラージュ
「ロジャー・バルニエ」

ロジャー・バルニエは世界的な大手メゾンと一線を画した、個性あるシャンパーニュを造るRM(レコルタン・マニピュラン)のメゾンです。栽培畑やヴィンテージの違うムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワールの巧みなアッサンブラージュは揺るぎないシャンパーニュ哲学を感じることが出来ます。
大手メゾンにブドウを供給していた生産農家の3代目ロジェ・バルニエがドメーヌとして独立したのは1945年。ブドウ栽培から醸造、瓶詰めまでを手掛けるRMの草分け的な存在で、ロジェの孫にあたるフレデリック・ベルスロ氏は伝統的な栽培・製法を守り、稀少なシャンパーニュを生産しています。

ABOUT生産者の特長

大手メゾンにブドウ供給の小規模農家が独立

生産者農家から供給されたブドウから高品質シャンパーニュを造る大手メゾンは、経験と技術によって世界的に販売を広げ、ブランドの地位を確立しました。ロジェ・バルニエも栽培したブドウをエペルネの大手メゾンに販売する小さな農家でした。両親の死後、わずかな区画を継承したロジェは、パリのブラッスリーでシェフとして働きながら故郷で小さな区画のブドウ畑を購入。ヴィルヴナールに戻り、瓶詰めを始めようとした矢先の1934年、第二次世界大戦の勃発で出征を余儀なくされました。
出征したロジェ不在の間、残された家族が細々とブドウ畑を維持。シャンパーニュ造りの再開は1945年でした。コツコツ購入した計8ヘクタール、35区画のブドウ畑はヴィルヴナール村とプロイエ村に点在しています。チョークの強い石灰石の粘土質土壌に恵まれ、南か南東向きの緩やかな斜面。害虫駆除のためのバラの植樹や、土壌への負担を軽減するため馬を使った耕作など自然に近い栽培を心掛けています。

栽培畑と品種を精査したアッサンブラージュ

ロジェの孫にあたる当主のフレデリック・ベルスロは「土(土壌)以外はすべてコントロールしている」と果樹と果実と対話するように毎日ブドウ畑を訪れます。シャルドネやピノ・ノワールのほか、果実味に富み、ブレンドとして使われるムニエの栽培に細心の注意を払い、果実は手摘みで収穫。伝統製法で発酵させた後にステンレスタンクや木樽で熟成させています。

ムニエの古樹に注目、
長期熟成で理想のシャンパーニュ

バルニエは1910年植樹のムニエに注目しました。1910年と1912年、1952~56年植樹のムニエ単一種で造るキュヴェ、性格の違う畑で栽培したシャルドネをアッサンブラージュしたミレジム、5つの畑から収穫した3品種のアッサンブラージュなど理想を求める姿勢はシャンパーニュ哲学といえます。さらに、シャンパーニュの特徴の瓶内熟成についても、36カ月、48カ月、96カ月の3~8年もの時間をかけて地下のカーブで寝かせた後、リリースされています。
きめ細やかな泡が連なり、果実を感じるアロマと味わいは大手メゾンのシャンパーニュとは対極にある個性があります。2008年から2017年までフランス大統領府(エリゼ宮)でサーブされ、ジルベール&ガイヤールやリヨン国際コンクールなどで高い評価を獲得。年間2000~4000本に限られ、稀少性の高いシャンパーニュです。

LINEUPラインナップ