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SAMUEL BILLAUD
サミュエル・ビロー

復活した名門ドメーヌの正統派シャブリ
栽培と醸造を熟知する経験と知識
「サミュエル・ビロー」

サミュエル ビローは、辛口白ワインを代表するシャブリの銘醸地で200年以上続く名門ドメーヌ「ビヨー・シモン」を継承する生産者です。著名なドメーヌがシャブリの最高峰を目指すグラン・クリュ(特級畑)、プルミエ・クリュ(1級畑)で、サミュエルは培った栽培と醸造の豊かな経験と知識を発揮しています。
2009年に再出発した最初のヴィンテージワインはいきなり高い評価を獲得。2015年にシャブリ中心部にワイナリーを移設して名門ドメーヌの復活を印象付けました。栽培方法や醸造技術でクリュの特徴を表現するトップドメーヌのシャブリ。サミュエル・ビローのシャブリは名門ドメーヌの正統派です。

ABOUT生産者の特長

“奇跡”の土壌で育てたブドウ栽培と醸造の歴史

シャブリ地方を流れるスラン川沿いの丘陵地は、冷涼な気候で栽培するシャルドネ種に適したキンメリジャンとよばれる石灰岩質土壌に恵まれています。
右岸に集中しているグラン・クリュは7つ(レ・クロ レ・プリューズ ヴォーデ・ジール ヴァルミール ブランショ ブーグロ グルヌイユ)。シャブリ全体のブドウ畑の2%にあたる100ヘクタールしかなく、“奇跡”の土壌とも呼ばれています。また、スラン川の両岸にはキンメリジャン土壌が表出した40のプルミエ・クリュがあり、グラン・クリュ、特級畑に匹敵するプルミエ・クリュではフレッシュな酸味と豊かなミネラルのシャブリが造られています。
ブドウ栽培は古代ローマ時代の荘園に遡り、千年を超える歴史があります。中世には修道院がフランス国王や教皇に献上するワインを造ったことから、栽培方法と醸造技術が飛躍的に発展しました。
フランス革命後に進んだ土地開放によって18世紀末から19世紀初頭にかけてドメーヌが誕生。ビヨー家とシモン家の「ビヨー・シモン」も1815年設立の由緒あるドメーヌです。

特級畑6つ、1級畑を継承した「ビヨー・シモン」一族

今世紀に入って「ビヨー・シモン」所有のブドウ畑がネゴシアンに売却されることになり、共同経営者の息子で当主の甥にあたるサミュエルは、ビヨー・シモン家由来のグルヌイユをのぞく6つのグラン・クリュを継承。グラン・クリュと同じ右岸にあるモンテ・デ・トネルとモン・ド・ミリュ、左岸にあるモンマンとヴァイヨン、セシェ、レ・フルノーの6つのプルミエ・クリュを取得しました。いずれもグラン・クリュと同じように中世から続く由緒ある栽培地です。
グラン・クリュやプルミエ・クリュでは、土壌や地形、日照の方角や斜面の勾配、風向きなど、それぞれ条件の異なったクリマで表情の違うシャブリが造られます。サミュエル自身が20年近く関わった豊富な経験と知識はいかんなく発揮され、サスティナブル・有機農法にも取り組んでいます。名門ドメーヌの一員として培った経験は、ほかの生産者から良質な果実の調達など、地域に根差した生産者ならではの手腕を発揮しています。

ワイン誌の高評価を獲得して名門ドメーヌ復活を証明

サミュエルは、「プロデューサー」と称されることもあります。
果実の圧搾やマロラクティック発酵、小型スチールタンクやオーク樽を巧みに使い分けた熟成などプロセスすべてがきめ細やか。長期熟成のポテンシャルを秘めたグラン・クリュのシャブリに多彩な演出が感じられます。
サミュエル・ビローとして2012年にリリースしたヴィンテージワインは、いきなりワイン誌ヴィノスの95点を獲得。グラン・クリュ、プルミエ・クリュのシャブリはワイン・アドヴォケイトなどワイン誌で90点以上の高い評価を毎年のように獲得しています。
フランソワ・ラヴノーやヴァンサン・ドーヴィサなど新世代が台頭するシャブリ。サミュエル・ビローは、復活を遂げた名門ドメーヌの正統派シャブリです。